ジプレキサが怖くて飲めない

僕は訳あって、2ヵ所精神科にかかっている。


以前にも書いたが、このところ、うつの波は安定している。


うつの波が安定していると、やっぱり、対人緊張が強いことを精神医療で何とかしたいという思いが強くなってくる。うつで具合が悪いとそれどころではない。


1ヶ所目の精神科医はいわばメインでもう主治医先生とは20年以上の付き合い。
2ヵ所目はセカンドオピニオン的に処方内容や薬についての疑問など聞いたりして利用している。セカンド医とでもよんでおこう。


2ヶ月ぶりにセカンド医の診察。
うつの波は安定しているので、やはり、対人緊張を少しでも薬で緩和することが出来るかということを聞いてみた。
「うーん、決め手となる薬はないんだけどねえ~、まあ、人によりきりで処方しながら様子を見ているよ。」とのこと。
「じゃあ、主治医先生の処方に影響が出ないように、寝る前に緊張が和らぐ薬を出してみる?」ということで、ジプレキササディス2.5mgという薬が処方された。


ジプレキサ。。。太る、血糖値が上がる可能性があるということはなんとなく知っていた。さらに、インターネットで調べてみる。


調べるうちになんか怖くなってきた。


イーライリリー社のHPの中に医療関係者用であるが、ジプレキサ製品Q&A  というページがある。その中に気になることがいろいろ書かれている。


Qジプレキサ投与中の高血糖/糖尿病の発現頻度は?


A統合失調症の国内特定使用成績調査(ジプレキサ特別調査、安全性評価対象例3753例)において、耐糖能異常に関連した副作用は149例(3.97%)に認められました。そのうち、高血糖は77件(2.05%)、糖尿病は13件(0.35%)認められました2)。


2) 西馬信一 他. 臨床精神薬理 2008: 11(6): 1107-1124.


うーん・・・3.97%って多いのか少ないのか分からない。


Q高血糖が発現する機序は?

A現時点で不明


Q体重増加の機序は?

A現時点で不明


Q体重増加と食欲の関連性は?

A相関性はなく、食欲増加がなく、体重増加する可能性がある。


とにかく分からないことだらけで、食べなくても体重増加することもあると。


さらに、オランザピン服用患者の一部で認められる、体重増加を伴わない脂質異常症や糖尿病の原因について、オランザピンがインスリン分泌を制御する膵β細胞のアポトーシスを引き起こしている可能性があることを、京都大学大学院理学研究科教授・森 和俊氏らが明らかにした。と。


食べなくても体重が増えるし、体重が増えてなくても脂質異常が起こるとか糖尿病になるとか。


僕には怖すぎて飲めないと思った。


結局、セカンド医に電話してちがう薬に変えてもらった。


僕は、以前うつ病の治療でセロクエルという薬を飲んでいたことがあるが、過食が止まらず体重が急増して今もその体重のままになっている。メタボ親父。なかなか脱することが出来ない。


セロクエルとジプレキサは太る薬のツートップだと思っている。


ジプレキサの福音を受けている人も多いと思う。でも、僕はデメリットがメリットを上回りそうだったので飲むのをやめた。


代替薬で対人緊張にいい影響が出るといいけど。




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