クリスマスイブに手術なんて・・・

 昨年、お盆の時期に宿泊先のホテルで、夜中に急にみぞおちと背中が痛くなりだした。フロントで市販の鎮痛薬をもらって飲むも、一向に痛みが治まらず、朝になるとやっとその痛みは消失した。


 心配になって近所の医者にかかると、超音波検査で「小さな胆石がいっぱいあるね。あんまり痛むようだったら手術した方がいいよ」と。その後、今日に至るまで、油物を食べた夜中は胆石の発作が必発した。
 その度に救急救命センターに駆け込んだのであるが、超音波検査では「胆石らしいものはないですよ。」と。血液検査で炎症反応も無いしということで帰されていたのである。おかしいとは思っていたが、ロキソニンを飲んでやり過ごしいていた。


 しかし、12月22日の夜。中華料理を食べた夜。例の激痛が襲ってきた。ロキソニンを飲んでも治まらない。仕方なく、朝の7時に救急救命センターに駆け込んだ。


 今日は痛みがいっこうに治まらない。しかし、超音波検査では胆石ではなく、泥がたまっているように見えるという。その後造影CTを撮っても胆石が描出されない。しかし、血液検査の炎症反応は上がっていた。


 救急医から外科医に紹介され、3つの選択肢が告げられた。①このまま緊急手術 ②入院して抗生剤点滴など内科的な治療をして状態が良くなってから待機的手術 ③家へ帰って、抗生剤を内服して、状態が良くなってから待機的手術。どれを選んでも最終的には手術ということだった。


 外科医が「お薦めは②です(笑)」と仰ったので、素直にそれに従うことにして、そのまま入院となった。(12月23日)その後、MRI検査にてやっと胆石が描出されていた。


 入院して、抗生剤等持続して点滴していたが、12月23日、21:00過ぎに体温が39℃を越え、急遽、血液検査。内科的に治療してもなかなか改善しないため、「切っちゃいましょう。」ということで、23:00近くから緊急手術となる。(胆のう摘出術) クリスマスイブを越えての手術となったのである。


 時系列は定かではないが、少なくとも2回手術が行なわれた。結局、出血を伴ったため、腹腔鏡ではなく、開腹手術に移行した。2回目は出血箇所の確認だけ。あとから外科医から聞いたのだが、「胆のうの中に細かな胆石がすし詰め」。胆のうは炎症で肥厚しており、肝臓とくっついていてなかなかはがすことが難しかった。炎症が起きているので血管が集中し出血も起きて、輸血も行われたと。
 
 ここから12月28日まで記憶が無い。手術後、ICUで手術後せん妄を起こしたのであった。


 つづく。


 手術後せん妄とは?→http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000800/hpg000000773.htm

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